網のし唄(茨城県民謡)

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大目網はマグロの流し網漁に使う目の粗い網で、昔これを編むときには網を濡らしてから十人くらいで引っ張り合い、目を締めたのだそうです。三陸一帯の漁師たちの酒席の騒ぎ唄であった、艪をこぎながら唄う「舟甚句」や「浜甚句」が次第に南下して伝わり、茨城県の三浜(さんぴん:那珂湊、平磯、大洗)の漁師たちの間で、大目網を締めるときに唄われるようになった唄が、この「網のし唄」だということです。また、宮城県の「遠島甚句」はこの「網のし唄」などの移入かとも思われるとのことから、『十三浜甚句』とも近い関係にあるのではないでしょうか。

この動画の演奏者
 美鵬成る駒(唄・太鼓)
 佐藤錦水 (尺八・篠笛・唄囃子)
 中村力哉 (和声付け・ピアノ・タブラ・唄囃子)

2011年6月30日
東京 Hocola Studio にて録音

動画の絵は、この音楽のバックグラウンド画として中村が描きました。絵を描く習慣も趣味も持ち合わせておらず、誠に稚拙でお恥ずかしい限りですが、「気は心」ということで・・。
(2011年7月6日 26×34cm クレヨン)

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